アグネスタキオン

――たとえば入学したての頃の話だけど、\nアグネスタキオンさんときたら、\nそれはもうすさまじい注目の的だった。\nうっかり同じクラスだったせいで、\n不躾ともいえる目線が彼女に向かって\n降り注いでいたのを、よく覚えている。\n\n最初の要因はもちろん、血筋のよさだ。\nこういう学園だから、いわゆる良家のお嬢様\nというのはそれなりにたくさんいるけれど、\n祖母がオークスウマ娘で、母親に至っては\n無敗の桜花賞ウマ娘だなんて、\nさすがに注目を集めるには十分だったから。\n\n……で、そうやって彼女を中心にぐぐっと\n集まったベクトルは、すぐさま反転した。\n奇矯な言動、怪しい実験活動、\nそれでも発揮される才能のきらめき……\nまあ、こうして挙げていけば、\n避けられる理由としては十二分にも思う。\n\n「クックック……なかなか愉快な論文が\n出てきたじゃあないか、えぇ？\nウマ娘の筋収縮とエネルギーに関する\n新説……このアイディアは次の実験に\n活かせそうだ！　……なんてねぇ！」\n\n今日もまた、賑わうカフェテリアの一角では\n彼女を中心とした空席の輪ができている。\n輪というか、結界？\nうず高く積み上げられた異様な量の砂糖が、\nもしかしたらバリアでも張っているのかも。\n私のような、ごくごく普通の生徒では\n到底突破できない、そんなバリア。\n\n「タキオンさん。\n……食べ物で遊ぶのは、やめたほうが」\n\n「おっとカフェ！　しかしそれは食べ物を\n食べ物扱いしないがゆえに言われることでは\nないのかい？　私はここにある全て、そう\n全てをこれより紅茶に投入する用意がある！\nつまり全部食べるので問題ないという――」\n\n「ことでは、ありません」\n\nそんなバリア――を、突破できる子が、\n今ではそれなりにたくさんいる、らしい。\n\n空席だらけのタキオンさんの向かいに、\nため息交じりのカフェさんが腰を下ろす。\nその拍子に、積みあがった砂糖がひとつ、\nコロンと落っこちるのが見えた。

考察・科学者はお世話を望むのか

あえてクリームたっぷりソーダ

結論・タキオン、甘味を語る

難しい論文に取り組んでるんだな

要検証・睡眠時間と作業能率

要検証・他者の介在による偶発性

[嗚呼素晴らしき甘味哉]

パワーボーナスと初期絆ゲージアップ

[嗚呼素晴らしき甘味哉]
アグネスタキオン

イベント性能（β）

その他

運営

スペシャルサンクス

[嗚呼素晴らしき甘味哉]アグネスタキオン

イベント性能（β）

その他

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スペシャルサンクス

[嗚呼素晴らしき甘味哉]
アグネスタキオン