[添付ファイル、温めますか?]アストンマーチャン
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.
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見張られてるようで、きびきび走れそう
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- 体力 -5
- 絆 +5
いつも写真から見つめてる
エピソード
[添付ファイル、温めますか?]
スマートフォンの通知音が鳴った。
メッセージアプリ・LANEに、
表示された最新メッセージ。
『アストンマーチャンが
ファイルを送信しました』
見れば送られてきたのは
音声ファイルのようだ。
別途メッセージは……
待てども送られては来ない。
――再生ボタンをタップする。
『バッテリー、異常なし。
マイク機能も大丈夫。ぶいぶいですね』
『それでは始めます、
アストンマーチャンラジオ~。
なんて、普段は言わないんですけど』
『なお本日は危なくないように、
塔屋から空を眺めます。
脚はぷらぷらさせておきましょう。
……怖くなんかありませんから』
『――周りには、昨日降ったザーザー雨で、
水たまりがたくさん。そのおかげで
マーちゃんは空と空のあいだにいます。
上にある大きな空と、下にある小さな空と』
『わたしは今、空のあいだにいます』
音声ファイルの再生を止め、
椅子から立ち上がる。
頭に浮かんだ行き先は、
学園で空がきれいに見える場所。
階段を全速力で走って向かえば、
彼女はまんまるな瞳をもっと丸くして、
困ったように笑うのだろうか。
「……はい。マーちゃんはここにいました」
メッセージアプリ・LANEに、
表示された最新メッセージ。
『アストンマーチャンが
ファイルを送信しました』
見れば送られてきたのは
音声ファイルのようだ。
別途メッセージは……
待てども送られては来ない。
――再生ボタンをタップする。
『バッテリー、異常なし。
マイク機能も大丈夫。ぶいぶいですね』
『それでは始めます、
アストンマーチャンラジオ~。
なんて、普段は言わないんですけど』
『なお本日は危なくないように、
塔屋から空を眺めます。
脚はぷらぷらさせておきましょう。
……怖くなんかありませんから』
『――周りには、昨日降ったザーザー雨で、
水たまりがたくさん。そのおかげで
マーちゃんは空と空のあいだにいます。
上にある大きな空と、下にある小さな空と』
『わたしは今、空のあいだにいます』
音声ファイルの再生を止め、
椅子から立ち上がる。
頭に浮かんだ行き先は、
学園で空がきれいに見える場所。
階段を全速力で走って向かえば、
彼女はまんまるな瞳をもっと丸くして、
困ったように笑うのだろうか。
「……はい。マーちゃんはここにいました」