伝えたい情熱がある。
届けたい感動がある。

だから私は、今日も探す。

その夢が、最も輝く舞台を。
その魂が、最もきらめく瞬間を――

「――どうですか、涼花さんッ！
メラメラな私のやる気、出てますかね！」

「ええ、いい表情してるわ。
エルフィーの熱意が、
画面越しでも伝わってくるわね」

「よし、今回の動画は
このテイクでいきましょう。
お疲れ様、エルフィー」

「やったー！
ありがとうございます！」

「えっへへ～、今回の動画も
みんなに楽しんでもらえるといいですね！」

「大丈夫よ。
きっと皆、喜んでくれる」

――だって貴方は、こんなにも眩しくて。

多くの人にパワーを与えるキラメキが、
あふれ出ているのだから。

そして……
それを余すことなく届け、
時により輝かせるのが、私の仕事。

「そうだ、涼花さん！
今日このあと、次の企画について
相談したいことがあるんですけど――」

「あら、そうなの？　じゃあこのまま、
軽く打ち合わせしちゃいましょうか。
撮影もスムーズに終わったし」

「わっかりました！
テキパキ合理的に！　ですね！」

「ふふっ……――そうね」

さぁ、今日も作り上げよう。
心震わす、エンターテインメントを。

――私の最高のパートナーと共に。