[幸福の匂いにまどろむ]
セイウンスカイ

連続イベント

どうぞ、お気になさらず

  • スタミナ +10
  • パワー +10
  • +15
  • パワー +5
  • +5

そぶりも、見せず

.
恐れ入りました、スカイさん……
は、はかったな~!

誰にも、悟られず

ランダムイベント

ゆる募、ネコの捕まえ方

.
日向で待つ
  • 賢さ +5
  • 体力 +10
  • +5
全力で追いかける!
  • スピード +15
  • スタミナ +5
  • 体力 -10
  • +5

ゆる募、助言者

.
場所が悪いのかも
  • 賢さ +15
  • +5
釣竿の動かし方を変えたら?

エピソード

[幸福の匂いにまどろむ]
「ふわぁ、あ~……
…………おや? 見つかっちゃいました?」

木の上で、猫と眠る姿を見つけた。
まだ重い瞼をこすって、
ふにゃりと笑うさまは本当に無防備で。
どんなに綺麗なドレスを着ていても、
マイペースにくつろぐ姿が、
なんだか少しおかしかった。

「ほらほら、見上げてないでどうですか?
特等席、空いてますよ?」

ぽんぽんと叩かれた太い枝まで登り、
彼女の隣に腰を下ろしてみる。
木の葉がこすれて音を立てる。
木漏れ日が柔らかく降り注ぐ。
時間の流れが、ここだけとても
ゆっくりしているようで。

小さく、あくびが出てしまった。

「いいもんでしょ、こんな時間も」

心地よい声にうなずく。

「私、こういう時間を探すのが
ちょこっとうまいんですよ。
いい場所、いい時間、いい風も。
欲しいと思ったら、すぐ見つけちゃう」

素敵な特技だ。
こんな心穏やかな時間を
いつでも過ごせるなんて。
少し羨ましい、とこぼした。

「なら、どうでしょう。
このネコちゃんたちみたいに、隣にいたら」

ひときわ強い風が吹いた。
枝にかけてあった薄手のヴェールが、
風に乗って飛ばされてしまう。

「あちゃー……まあいいか。
なくてももう――ね?」

木漏れ日を受けて
いたずらっぽく笑う顔が、
今日は、やけに目に焼きついた。
Sponsored AD
よく使うツール / ページ
currenchan